ナックルガード「ウィンディー」刻印の秘密

ナックルガードを作ってもらいたいと突然、依頼をいただいたのは、今から25年以上前になります。

いゃ〜、懐かしい!静岡の地で大手の新聞社を販路として個人でオイルやタイヤやバッテリー等の消耗品を全国に販売されていて勢いのある面白い人がいる。お会いすると、飾らない気さくさと、正直なその人柄に圧倒され、瞬間に「この人本物!」と興味と好意をいだきました。

その社長のお名前は、「風間さん(ウィンディー)」。

YAMAHAの社員だった風間さん。独立するきっかけは、藤枝市にあるラーメン店「マルナカ」に通うようになり、その味に魅了され、毎日食べたいが社員をしているとそれは出来ない。じゃあ!社長になって好きな時に好きなだけ、、、。

そんなことある??でも風間さんなら本当かも。と思えるお人柄なのです。そんなこんなで、今年創業されて37年を迎える事になりました。創業されてしばらくは、1人で活動されてだのですが、奥様と出会い、夫婦二人三脚で困難を乗り越えて来られました。

30年近く経つと、私も風間さんも、年を感じざるを得ないなぁー!などと言っている時、そろそろ引退したいとのお話し。ええッーぇ!正直、もう少しと思ったのですが、風間さんが言葉にされるのは、覚悟されて言われていると分かるので反対も出来ず、昔の話に花を咲を咲かせることとなりました。

ナックルガードの型費がとんでもなく高くて2社で半分ずつ負担した事。昔は3Dプリンター無かったものね。また、一時期ホンダさんの純正に採用された事。嬉しかったなぁ。新聞販売店によく作ってくれたと感謝された事。など、など、、、。懐かしく、全てが感謝です。

お会いする時、毎回私の妻の大好きな「うなぎパイ」をご用意くださいます。そんな細やかな気遣いをさりげなくしてくださる風間さんご夫婦。いつもありがとうございます。

ナックルガードもカブ本体の仕様の変化に合わせて現在、6種類程販売しています。今年も、新しいスーパーカブ110プロディスクブレーキ用に合わせてKGP-4000を発売します。

その全てにウインディーの刻印を使わせていただいています。ヤママルトではありません。

これからも友情と敬意を込めて「ウインディー」の刻印を使って行きます。風間さんには、感謝しかありません。そして奥様、ありがとうございます。

帰り際、駿河湾の夕暮れとハンターでパシャリ。追伸、マルナカのラーメンをまだ一度も食べていません。午前中で終わってしまうとの事。いずれ近いうちにチャンスを作るぞ!

ナックルガードの刻印は、「ヤママルト」じゃなくて「ウィンディー」なのは、風間さんとの共同開発製品だったからなのですね!